「情熱系」会社案内作成法 2.会社案内の本当の役割!
欲しいものが分からなければ、何も手に入らない!
どんな物事でも、何を成すにしても、目的を明確にしなければ、けして期待する効果を得ることはできないですよね。
ただなんとなくやっていたら、知らないうちに効果があった、なんていう棚からぼた餅のようなことも、たまにはあるかもしれません。
でも、そんな偶然だけに頼っていて、継続的に会社に利益をもたらすことなんて、絶対にできはしません。
きちんと計画を立て、何度も挑戦し、失敗しながらも挑戦を続ける、そんなトライ・アン・エラーを繰り返してこそ、自分の力で成功へと近づいていくことができるのです。
ビジネスという大海原を旅する私たちにとって、航海計画を立てることは、絶対に必要なことなのです。
穏やかな日和で順調な航海ができるときでも、悪天候で荒波にのみ込まれそうになったときでも、しっかりとした航海計画がなければ、目的の地へたどり着くことはできないのですから。
会社案内を作るということ1つをとっても、目的と計画なしに、安易に進めていくことは、絶対に避けなくてはなりません。
コストをかけて、投資をするのですから、必ずリターンを生むための計画を定めなくてはならないのです。
それができないようなら、会社案内なんて作る必要ないと思います。
「会社案内がなぜ必要なのか?」
「どんなことを成し遂げるために、会社案内が必要なのか?」
真剣に考えてみようじゃないですか!
なんとか会社の利益につながるように、会社案内を役立てる方法を考えてください!
それが、より良き会社案内を作るための、第一歩なのですから。
「真剣」だから見えるもの
中小企業の会社案内の役割を考えたとき、最良の答は1つしかないと確信しています。
これからご紹介する私の答えは、あなたが真剣になって考えた答と同じかもしれませんし、違うかもしれません。
でも、同じだろうと、違っていようと、それは大きな問題ではありません。
あなたが、「会社案内」について真剣に考え、会社のために役に立てようと必至になって頭を使い、試行錯誤したことが大切なのですから。
つまり、頭をフル回転させ、「会社」「お客さま」「社員」「商品」「サービス」「会社案内」についての情報が、あなたの脳内で新しい神経として結合されれば良いのです。
真剣に熟慮した者だけが、感度の良いアンテナを張り巡らせることができ、降りそそぐ有用な情報をキャッチし、活用することができるのです。
頭に汗をかきながら、真剣に誠実に、深く深く考えたなら、会社案内に対する問題提起を育んだあなたの心に、しっかりと私の答えは届くことでしょう!
会社案内のたった1つの極意はとは
さて、いよいよ本題に入ろうと思います。
「前置きが長すぎるよぉ」なんて言わないでくださいね!
どうしても、会社案内を作ることに「真剣」になってほしかったんです。
「情熱」を持ってほしかったんです。
会社の将来をも決める、ビッグプロジェクトとして捉えてほしかったんです。
それではいきます!
中小企業にとって会社案内を最大限活用するにはこの方法しかありません。
それは、「親近感醸成ツール」にする、ということです。
お客さまに親近感を抱いていただくため、そのためだけに会社案内を利用するんです。
あまりに簡単な答だと、驚かれましたか?
もっと斬新なアイデアだと思って、がっかりされましたか?
でも、会社案内の役割を「親近感を育む」ことに絞り込むことが、中小企業にとって最高のパフォーマンスを生むことになると確信しています。
なぜ、そこまで言い切れるかというと、きちんとした根拠があるからです。
知ってもらうことが、はじめの一歩
あなたは、何か欲しいものがあったとき、どこから買おうと思いますか?
自分の良く知っている人、親しみのある人から買おうとするのではないでしょうか。
同じものを買うのだったら、親しい人、あるいは良く知っている人から買いますよね。
金額を比較してみて、親しい人から買うのがほんの少しだけ高くても、あきらかに損をするような金額でなければ、親しい人から買うんじゃないですか。
たとえば、2軒並んで似たような居酒屋あったとします。片方の店主があなたの友達だったら、迷うことなく友達の店に入りますよね。
ビジネスだって同じことです。
友達とまではいかないまでも、できるだけ自分と関わりのある近しい人から買おうとするのが心情じゃないですか。
これには、2つの理由があるのです。
1つは、「よく知らない人から、何かを買うのが怖い」という理由です。
これは説明するまでもないと思います。
どこの誰だか分からない人から、何かを買うは、けっこう勇気いりますよね。
だから、みんなが知名度のあるメーカーや、お店で買いたがるんです。
「あそこだったら、有名だから間違いないだろう!」と思うわけですね。
ヤフーオークションを利用されたことありますか?
そこでは、ネット上での売買に信頼性を持たせるために、出品者に対する周りからの評価を知ることができます。
まったく知らない相手から、しかも顔も見えない相手から、直接ものを買うのは怖いですよね。
そこで、売買取引における人物評価が公開されていて、それを見れば、その人がどんなものをこれまで売買し、取引の相手からどのように思われているかが分かるシステムになっているのです。
このシステムがあるのも、「知らない人から買うのは怖い」という心理を軽減するためにあるんですね。
旺盛な取引でオークションを盛り上げるためには、なくてはならないものなのです。
このように、「リスクを回避するため」というのが1つの理由です。
もう1つには、
「せっかくだったら関わりを持っている人から買ってあげたい」という気持ちがあるからなんです。
これは、「与える」という行為につながるんですね。
人は、「与える」ことで自分も幸せになれます。
相手に喜んでもらうことが、自分の喜びにつながるんです。
買ってあげることで相手も喜び、相手が喜ぶことで自分も嬉しい。そういう心理が働いているんです。
まったく知らない人を喜ばせるのもいいけど、できれば、仲のいい人に喜んでもらった方が嬉しいでしょ。
以上2点の理由で、私たちはみな、知らない人から何かを買うよりは、知っている人、親近感の持てる人、信頼のできる人から何かを買おうとしているのです。
このことを分かっていたら、会社案内の果たすべき役割は自ずと見えてくるのではないでしょうか?
「知らない」ことは「怖い」こと
まず、知ってもらう!
そして、親近感をもってもらう。
そのステップを登ってこそ、お客さまとの間に信頼の関係を築くことができるわけです。
どんなに優れた商品や、サービスをあなたが提供していたとしても、まず、あなたのことを良く知ってもらい、親近感を抱いてもらわなければ、それを買ってもらうことは難しいのです。
たとえば、インターネット上のお店(ネットショップ)で何かを買おうとした経験はありますか?
ネットショップがこれだけ隆盛してきても、若干の不安がありませんか?
大きな有名サイトからの購入なら心配もないけど、初めて買うお店で、あまり名の知れぬところだったら、やっぱりちょっと不安ですよね。
そんな時、どんな人(会社)がそのサイトを運営しているのか、絶対調べますよね。
プロフィールのページや、会社の概要が書かれたページを覗いてみますよね。
そこで、「この人なら大丈夫。信用できそうだ。」とか、「しっかりした会社みたい。心配ないな。」なんていう判断をしてから、初めて買う決意をするんです。
それって、皆がしている当然の行動ですよね。
これから売買取引をする相手のことを、できるだけ知っておきたいとするのは自然の行為なのです。
ネットショップの中には、誰が運営しているのかがまったく掲載されていないサイトがありますが、間違いなく断言できるのは、そのショップではモノが売れてない、ということです。
相手のことを知ろうとすることは、もちろん売買の取引のときだけではありません。
人が、関係を結ぼうとする対象を、できるだけ知ろうとすることは、人間の本能と言っても良いでしょう。
自分の身を守るために与えられた、不可欠な能力なんですから。
それくらい私たちは、「誰と関わりを持つのか」「誰のことを信用するのか」、そして、「誰から買うのか」ということをたいへん重要視しているのです。
あなた自身をアピールするんです
商売というものは、お客さまになんらかの価値を提供し、その対価を得ることですよね。
そのことは誰もが分かっているから、一生懸命にどんな価値が提供できるかを、お客さまに説明しようとするんです。
自社の製品がいかに優れているか、他社のサービスに比べどんなに勝っているかを、なんとかお客さまに分からせようとするんです。
でもその前に、なんとしてでもあなたを知ってもらい、あなたに対して親近感を持ってもらわなければ、何も始まらないんですよ。
これは、「自分を売り込む」と言い換えてもいいでしょう。
人間性を知ってもらうことで、親近感を抱いてもらうのです。
この「自分を売る」ということの大切さが分かっていない人は、いつまでたってもモノを売ることができず、トップセールスマンになることはできません。
そして、経営者もこのことをしっかりと理解する必要があるんです。
まず、「モノ」でなく「自分」を売る。
「モノ」でなく、あなた自身、そしてあなたの会社を信頼してもらうのです。
あなたが直接に営業活動をしようとしまいと、あなたの会社の顔は、経営者であるあなたなんですから。
まず、あなたこそが、親近感を持ってもらう必要があるんです。
まず、あなたこそが、自分を売り込まなくてはならないんです。
ということは、出会いの出発点でお客さまにお渡しする「会社案内」にこそ、その役割を担わせればいいですよね。
つまり、「親近感を持ってもらう」ということだけに焦点を定めて、会社案内を利用すればいいのです。
堅苦しいあいさつ文や、ありきたりな将来のビジョンを載せ、あとは営業種目が羅列されている会社案内では、親近感を持ってもらえるわけがありません。
詳しい商品の説明などは、親近感をきちんと育んだうえで、カタログやパンフレットに任せてしまえばいいのです。
また、ホームページで詳しく掲載するのも良い方法でしょう。
心のこもった熱い会社案内で、あなたのことを知ってもらい、親近感を感じてもらうことで、あなたに対する興味が生まれます。あなたに興味を持った人は、きっとホームページに高い確率で来訪してくれるでしょう。
そこで、商品やサービスを詳しく説明すればいいのです。
つまり、中小企業にとって会社案内とは、親近感を醸成するためだけに活用するんです。
無駄なことをいっさい省き、あなたの情熱と誠実な思いを伝えるためだけに利用するんです。
これが、いかにコストをかけず、最大の効果を得る会社案内を作るかの秘訣です。
「ああ、こんな社長さんがやっている会社なんだ! なかなかいいじゃない! 信頼できそうだね!」
そんなふうに言われれば、あなたとお客さまの関係は、グッと近づいたと言えるんじゃないですか!
社長(トップ)の表情で、会社の色は決定されます。
あなたの誠実なありのままの素顔で、勝負しようじゃないですか!
欲張りでは何も得られない
中小企業の会社案内は、まずお客さまからの親近感を得る、その一点に絞り込むことが大切だ、というお話しをさせてもらいました。
どんなことでもそうなのですが、焦点を定め、目的を明確にしなければ、期待する効果を得ることはできませんよね。
あれもこれもと欲張っては、欲しいものは何も手にすることができません。
文章の書き方やアイデアの出し方で、大切にされていることがあります。
それは、メモやネタを貯めるだけ貯め、次にできる限りそれを削ぎ落とす。
もうこれ以上捨ててしまうと、意味が分からなくなるというところまで捨ててしまう。
そうすることで、内容に磨きをかけ、ほんとに言いたいことだけを浮き彫りにするのです。
それっていうのは、伝えるため、効果を得るために必要なことだけに研ぎ澄ましていくということですよね。
力を分散するのでなく、一点に全神経を集中することで、最大限に力を発揮することができるのです。
人間だって同じですよね。
プロ野球選手でありながら、Jリーグでも活躍している人なんていません。
プロ野球選手でも、エースでありながら、4番を打つ人なんていませんよね。
また、広告や、チラシ、DM(ダイレクトメール)にしても同じことが言えます。
言いたいことを一本に絞らなければ、焦点がぼやけてしまい、結局肝心なことを伝えることができずに終わってしまいます。
訴求効果のない、無駄な投資となってしまうんです。
力をどのように使うか。
分散するのか集中するのか。
どちらがより大きな結果を生み出すのか、考えてみれば分かることだと思います。
中小企業の会社案内だって、まったく同じことなんです。
役割を一点に絞るんです。
お客さまに親近感を抱いてもらうことだけに注力するんです。
まとめましょう。
中小企業の会社案内は、まずあなたのことを知ってもらい、親近感を持ってもらうために活用する。
余計な無駄は省き、あなたの情熱、誠実さ、魂、心を伝えることに専念する。
その思いを伝えることで、あなたに親しみを抱き、興味を持った人が、あなたとの関係の次のステップへ登ってくれるのです。
見込み客としての階段を登ってくれるのです。
これが中小企業の会社案内を、少ないコストながらも、最大限の効果を発揮させるためのたった1つの方法なんです。
では、親近感を得るためには、具体的にどんな内容の会社案内にすればいいの?
当然、気になるところですよね!





