「情熱系」会社案内<strong>作成</strong>法 1.中小企業のための会社案内とは!

大企業のマネは、甘いワナ

中小企業が会社案内を作ろうとするときに、陥りがちなワナがあります。
それは、大企業のご立派な会社案内を見て、それをマネようとすることなんです。

あなたも大きな会社の会社案内を見たことありますよね。

すっごくご立派ですもんね。 
分厚くて重厚感もあり、洗練されていて、かっこいい。
内容だって企業理念に始まり、将来のビジョン、組織編成、営業種目の紹介、支社・支店の所在など、ことこまかに自社について説明されています。

もらった人は、「やっぱり大企業ともなると会社案内にも力入ってるね! さすがだよ!」なんて思うでしょう。

マネしたくなる気持ち、すごく分かります。

でも、それは良いに決まっているのです。
たっぷりお金かけていますから!
しかし、私たち中小企業の経営者が、そんなにお金かけられますか?

そもそも、会社案内などに、そんなにお金かける必要ありますか?

大きな会社の会社案内をマネして、立派な体裁の会社案内を作ろうとすると、驚くほどのコストがかかります。
資金力のある大企業ならば、スケールメリットで一冊あたりの単価を抑えることも可能ですが、中小企業ではそうはいきません。

少ない印刷部数で大企業のようなご立派な冊子だてのものを印刷すると、一冊あたりの原価は、とても投資するに値しないものになってしまうんです。

こんなに高い、少部数の印刷料金

ざっと概算してみましょう。
まず、印刷料金(制作費は含みません)はどうでしょうか?

大企業の会社案内に多いのは、16ページ、20ページくらいの冊子形式のものが多いですよね。
その他、8ページ、12ページの薄いものや、24ページ、32ページなどの比較的厚いものもありますが、ここでは20ページのもので概算してみようと思います。
(冊子形式になっているもののページ数は、特別な場合を除いて、必ず4の倍数になっているんですよ。)

まずは、印刷料金ですが、これは印刷すればするほど1冊あたりの単価は下がります。
20ページの冊子を印刷するのにかかる料金は、1万部で130万〜150万円くらいでしょう。一冊あたり130〜150円ということですね。

では、同じものを100部だけ印刷したときはどうでしょう。
印刷料金は、22万〜24万円くらいになります。ですので、1冊では2,200〜2,400円となります。

一冊2,400円の会社案内なんて、必要ないですよね(笑)
問い合わせをもらって、「会社案内を送ってください」なんて言われても、気軽に送れないですもの。

でもまぁ、20ページの立派な会社案内を作って、100部しか印刷しないなんてことは、そんなにないでしょう。
だいたいの場合、少なくても1000部くらいは印刷すると思います。

では、その1000部印刷の料金は、どれくらいかというと、およそ31万〜33万円くらいでしょう。
一冊あたり310〜330円ほどですね。

一冊あたり330円くらいなら、投資してもよさそうな気がしますね。

でも、概算する始めにも書いたように、これには制作費がまったく含まれていないんです。

増刷するときには、一冊330円かもしれませんが、会社案内を一から作るときに必要な制作費が入っていないんです。

仰天! 制作費は印刷代よりずっと高い

20ページの会社案内を1000部作る場合では、印刷そのものの料金より制作費の方が間違いなく高くなるのです。

印刷料金と違い、制作費は安易に概算できないのですが、20ページの制作料金は、どんなに安くても50万円はかかるでしょう。

しかも、50万円では、とても大企業のような洗練された、かっこいいものを作ることはできません。
会社案内としてまとまりのない、形だけは20ページの冊子になっているけど、なんのアピール力もない、つまらない会社案内になってしまうでしょう。

では、それなりのものを作ろうとすると、いくらくらいかかるのでしょう?

最低でも100万円はかかるでしょうね。

最低が100万円です。当然、凝ったものを作ろうとするのであれば、それ以上の料金がかかってきます。

企画段階から監督できる優れたデザイナー(ディレクター)に入ってもらって全体のフローを進めるとして、その他に実制作を担当するデザイナーや、コピーライター、撮影が必要ならカメラマンにも入ってもらわなくてはなりません。

良いものを作ろうとするのであれば、それぞれに優秀な人材を配置しなければなりませんよね。そうなると、100万円では足が出るでしょう。

では、結局のところ、はじめにいくら掛かるのかというと、まずまずのものを作ると仮定して、制作費を150万円だとすると、プラス印刷料金で、1000部ですとおよそ180万円。
一冊あたりの料金に換算すると、1,800円ということになります。

ちょっと考えてみてください。
会社案内のために180万円の投資をして、どれだけのリターンを得られるのでしょう。

1,000冊の会社案内を配ったとして、どれだけの人が、あなたのお客さんになってくれるのでしょうか?

たとえ、お客さまになっていただいたとして、あなたの会社に180万円の利益をもたらしてくれたとします。
でも、それって、会社案内のおかげで、お客さまになってもらえたのでしょうか?

会社案内だけを見て、仕事がとれるほど、世の中甘くはないですよね!

どうですか?
あなたなら、180万円出しますか?

コストを無視して、経営は成り立たない

中小企業でなにかアクションを起こそうとするとき、まず意識しなければならないことは、できるだけコストを抑えるということです。

もちろん、大企業だってコストを削減することが大切なのは当たり前のことでしょう。
ですが、中小企業にとって、なにかにお金を遣うということ(投資)は、一歩間違えば、すぐに会社の屋台骨を揺らしてしまいます。

「お金が余ってるから、いっちょ、かっちょいい立派な会社案内でも作ろうか! 税金対策にもちょうどいいしね!」なんて人は、どんどんお金と時間をかけて、形だけが立派な会社案内をどうぞ作ってください。
でも、資金力があるからといって、会社案内にお金を掛けすぎるというのは、経営者として正しい選択なのでしょうか?

私にはそうは思えません。ゴージャスな会社案内だけで、モノが売れるでしょうか? お客さまが集まってくるでしょうか?

私だったら、会社案内にたくさんのお金をかけるくらいなら、その分、もっとリターンを得られることに投資するでしょう。
広告でも、販促でもいいですし、人材や設備でもいいでしょう。

だからと言って、会社案内がまったく必要ないと言っているわけではないんですよ!
(あたりまえですよね。わたしは、あなたに「会社案内」を提供したいと思っているんですから(笑))
中小企業には、中小企業のための会社案内があります。

たくさんのお金をかけ、ご立派なものを作らなくたって、ちゃんと役に立つ会社案内があるのです。

ご紹介が遅れました。
このサイトでは、LABOを代表して私、山本が、会社案内作成についてのノウハウを解説させていただきます。
ディレクター、デザイナーとして数多くの会社案内作成に携わってきた経験を活かし、みなさまに分かりやすくお伝えできればと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。

次は、中小企業にとって、どんな会社案内が役に立つのか、ご説明します。

本物のデザインで貴社にふさわしい会社案内を。


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