デザイン、および会社案内の考察
デザインの役割
優れたデザインとはどういったものでしょう。
私は、「美しい」表現をすることではないと思っています。
美しかったり、かっこよかったりということだけを求めたものは、優れたデザインとは言いません。
要求された役割を果たす、またはそれ以上の結果を出すことがデザインに求められていることなのです。
グラフィックデザインの多くは、企業の情報伝達手段として活用されます。
その場合、企業にとっての究極の要求は「モノを買ってもらうこと」です。
「買ってもらう」ための一貫として、企業のブランド向上を目指したり、商品やサービスを直接訴求したりするわけですから、デザインの果たす役割もそれに準じるわけです。
広告ひとつとっても、企業ブランドを創出するためのデザイン戦略と、単一の商品を販売するための戦略とでは、大きく変わってきます
また、扱う商品が「高級品」なのか「格安商品」なのか。
さらには、「高級品」をできるだけ高く売りたいのか、「高級品」だけれども安く売ることをアピールしたいのかでも、デザインのコンセプトは違ったものになるのです。
優れたデザインは、与えられた「役割」を果たします。
しかし、その「役割」を明確にしなければ、つまり「何を伝えたいのか」をはっきりさせなければ、そもそも良きデザインなどはありえません。
どんなに素晴らしい配色、心地よいバランスで形作られていても、見ため良くまとめただけのものは、「デザイン」と呼ぶことすらできないのです。





