デザイン、および会社案内の考察
会社案内の文字量
会社案内作成のご依頼を受けるとき、お客様の中には、「文字ばかり多くても誰も読みやしないから、ビジュアル重視で作ってよ。」という方がいらっしゃいます。
私はそんなときこう言います。
「読む気のない人は、どんなもの渡したって読んではくれませんよ。」と。
会社案内を作る際には、まずはどのような役割を担わせるかということを明確にしなければなりません。
ただ単に「必要だから」とか「どこの会社も持っているから」というのでは、せっかく作る会社案内を活かしきることはできません。
中小企業のための会社案内は、できるだけコストを抑えつつもしっかりと効果があげられるものであることが前提です。
それをふまえると、中小企業の会社案内は、「信頼を得る」という役割を明確にし、それ一点に絞り込むことが大切なんだという考えに至ります。
多少なりとも貴社に興味を抱いている人に対して、自社の存在の確かさ、そして自社のビジネスに対する信念を伝える。
それをもって「信頼」を育むことが会社案内の役割です。
会社案内は、マーケティング的に「その気」を誘発する手段ではなく、「その気」のある人に「信頼」という担保を用意するためのツールなのです。
だとしたら、貴社の理念やビジョン、またどのような価値を提供できるのかということを、しっかりと伝える必要があることが分かると思います。
単にビジュアルだけの会社案内で、見る人の「感覚」だけに頼るわけにはいきません。
目的がとりあえず興味を引くだけというなら、ビジュアルのみでも可能ですが、「信頼」を得るためには、それに価する「言葉(メッセージ)」が必要となるのです。
会社案内は、文字量の多寡を基準として設計するのではなく、何をどれくらい伝えることが「信頼」につながるかという視点で設計されるべきものなのです。





